人間関係のもつれにめっぽう弱い。
ただ、もつれているというより、本当はもう断ち切られているのだと思う。
ずしりと重い気持ちが体の中いっぱいになって、
希薄な人間関係というものについて考えだしてしまった。
いざという時に私を見捨てるだろう人について考え始めてしまった。
バイト中だったけれど、とにかく家に帰りたかった。
ただ、きっとこの人は最後まで私を切らないという人たちを思い浮かべることが出来たので、
何とか仕事をし続けた。
考えても考えても脳が水滴を奪って乾くようなことはなくて、
さっきまで今にも泣きそうな気分だったが、
上手く外に出すタイミングを失って、
悲しさは間が抜けた疲労になってしまった。
ぼんやりと気持ち悪く悲しい。
心細いというのが一番近い。
心細い。
疲れた。