という本をお母さんに薦められて読んだ。
角田光代さんのオムニバス。
食べること・食べるものってとても大きい。
家族は毎日同じものを食べていて、
それで体が作られるのだから、
同じ体の中身をしている?
ここ数年で、
私はきっと家族とずいぶん体が変わってしまった。
「これを食べたらこういう効果が…!」とかいうのは、
んなこたぁない。と思うけど、
毎日毎日積み重ねられて、じわりじわりと確実に影響していくだろう。
そういう、ぼーっとしていたら全く目に映らないけれど、
人の生き方に作用しているものを大事にしたいなぁ。
…と思っていた筈なのに、
最近の私は、結果を速攻で出そうとしてばかりな気がする。
このテンポは私のテンポじゃないぞ。
そんなこんなで広告は、何かすっかり「違うなぁ」という気持ちになってしまいました。
もっと長く手元に置いてもらえて、生活になじんでいくようなもの、
長く愛してもらえるようなものを作りたい。
私が「そういうものを作りたい」と思うことと、
手に取った人がそう思ってくれるかは別だけど。
そのためにはものを、自分の手垢にまみれさせないで作れるようにならなければね。