ベッドでマンガを読みながら、先日亡くなった中高の友達のことを考えていた。そしてその子が亡くなったことについて彼氏とした会話を考えた。私たちは「死ぬなんて夢にも思っていない自分たちも明日にも死ぬかもしれなくて、だから一瞬一瞬を後悔なく生きるしか出来ないね」というようなことを大まじめに話したけれど、うむ、そんなこと話さなくったって全然よかった。そういうことは一人で噛み締めておく方がずっとよくて、まぁ別に話したってよかったかもしれないけど、それより私はもしキミがいなくなったらと考えると本当に悲しいとか、そんなことを言えたんじゃないかと思った。目の前に一緒にいる一瞬にその人に何を言うかという緊張感があのときあったかしら。言いたいことの周辺ばかりお喋りしてしまう。自分の中にストックされているモノローグを小出しにして相手の反応を待つのではなくて、ダイアローグが必要と思う。そうしないと私はいつか、冬にマンホールから出てくる湯気に話しかけるかもしれない。